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ADKマーケティング・ソリューションズ、理研iTHEMSと制作したサイエンスアート作品「Black Hole Recorder」が渋谷区共催のアートイベント"DIG SHIBUYA"に採択・出展決定

~2024年1月12日(金)から14日(日)の3日間、渋谷区立勤労福祉会館にて体験型展示を実施~

株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:大山 俊哉、以下「ADK MS」)が理化学研究所数理創造プログラム(以下「理研iTHEMS」)の依頼により2021年に制作した、量子ブラックホール理論に基づくサイエンスアート作品「Black Hole Recorder(ブラックホール・レコーダー)」が、SHIBUYA CREATIVE TECH実行委員会と渋谷区共催のアートイベント“DIG SHIBUYA(ディグシブヤ)”の連携プロジェクト(公募)に採択されました。“DIG SHIBUYA”内のプログラムとして2024年1月12日(金)から1月14日(日)の3日間、渋谷区立勤労福祉会館にて展示予定です。


「Black Hole Recorder」は、量子ブラックホールに関する研究に着想を得て遠い未来を空想した、人工ブラックホール搭載の蓄音機型デバイスです。月の質量に相当する物体を約0.1mmの大きさに圧縮した人工ブラックホールに、理論上約10の52乗ギガバイト(10那由他バイト)のデータを録音したり、蓄えた情報を取り出したりできる、遠い未来の大容量ストレージのプロトタイプ(模型)となります。このサイエンスアート作品は、理研iTHEMSの依頼に基づき、ADK MS、ADKクリエイティブ・ワンなどのクリエイターが製作しました。
今回“DIG SHIBUYA”では、さまざまなカルチャーの発信地である渋谷で、最新テクノロジーを絡めたアートを身近に感じていただくために、本作品の体験型展示を行うこととなりました。

“DIG SHIBUYA”での展示概要

暗室空間の中でBlack Hole Recorderの鑑賞・体験をお楽しみいただけます。この展示では会場全体が実験空間となっており、会場の音は常に録音され、全てBlack Hole Recorderに記録されていきます。人類の音をはるか未来に届けるべく、将来的には記録された音をブラックホールに送ることを目指しています。
今回の展示では、過去にBlack Hole Recorderが展示された実験空間そのものを環境音として記録したデータも一部公開します。実際にBlack Hole Recorderに記録されたデータを通じて、過去の空間に耳を傾ける体験をお楽しみください。展示情報の詳細は“DIG SHIBUYA”の公式サイトをご覧ください。

展示日程:2024年1月12日(金)から1月14日(日)の3日間
展示場所:渋谷区立勤労福祉会館(〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目19-8)2階
展示時間:1月12日(金)12:00~20:00、1月13日(土)・14日(日)10:00~18:00

“DIG SHIBUYA”とは

SHIBUYA CREATIVE TECH実行委員会が渋谷区とともに開催する、最新カルチャーを体験できるアートイベント。さまざまなカルチャーの発信地である渋谷が、近年国内外のテクノロジー企業やスタートアップにも注目されていることを鑑み、最新テクノロジーを絡めたアートを、区民のみなさまや渋谷に訪れるみなさまに身近に感じていただけるイベントとして開催されます。

正式名称:DIG SHIBUYA 2024 (ディグシブヤ)
開催日程:2024年1月12日(金)から1月14日(日)の3日間
開催場所:渋谷公園通り周辺エリア、代々木公園ケヤキ並木、渋谷区立北谷公園などの公共スペースや
                 周辺のギャラリースペース、Spotify O-EAST他
参加費用:無料(ただし、一部のプログラムは有料)
主催:SHIBUYA CREATIVE TECH実行委員会   
共催:渋谷区
後援:一般財団法人渋谷区観光協会、一般社団法人渋谷未来デザイン
助成:令和5年度日本博2.0事業(補助型)(独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁)
連携協力:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT](CCBT主催事業)
特別協力:渋谷公園通り協議会、渋谷公園通商店街振興組合、渋谷センター商店街振興組合、
     渋谷道玄坂商店街振興組合
アート企画・回遊施策企画(FUN FAN NFT提供):スタートバーン株式会社
URL:https://digshibuya.com
Instagram:https://www.instagram.com/digshibuya/

「Black Hole Recorder」とは

「Black Hole Recorder」は、ブラックホールを制御し、情報を蓄積できるデバイスとして利用する未来を見据えて開発された、ブラックホールストレージのプロトタイプ(模型)です。蓄音機をモチーフに、膨大なデータを録音することができるデバイスという設定です。また大容量の情報を蓄えるだけでなく、取り込んだ情報を取り出すことも可能です。人間は、数千年前に文字を発明して以降、情報を記録する媒体と技術を紙・印刷・写真・蓄音機・映像・データと進化させてきました。近年、どれだけ大量の情報を蓄えられるかの開発がされています。そして将来、ブラックホールを情報ストレージとして活用し、ポケットに入れて持ち運ぶ時代の可能性が考えられます。
そして、空想した未来から1つの可能性を具現化・プロトタイピングする。

Useless Prototyping Studioについて

本作品は、理研iTHEMSが立ち上げたデザインスタジオ「Useless Prototyping Studio(ユースレス・プロトタイピング・スタジオ)」が製作しました。このスタジオは、科学と世界の新しい関係づくりを目的に、一見役に立たないけれど人の心をインスパイアするプロトタイプをつくる活動を行っています。科学者の「未知への好奇心」から導き出された科学的理論・仮説をもとに、それらが未来を一変させる可能性を空想して、プロトタイプとして具現化することで、科学が持つ未来へのポテンシャルを可視化します。本スタジオの第一弾には、ADK MS、ADKクリエイティブ・ワン、クリエイティブ・ブティック「SCHEMA」および「addict」などが参画しました。

制作の経緯

理化学研究所 数理創造プログラム 上級研究員 横倉 祐貴(よこくら ゆうき)氏が2020年7月8日に発表した「蒸発するブラックホールの内部を理論的に記述-ブラックホールは未来の大容量情報ストレージ?-」(https://www.riken.jp/press/2020/20200708_3/index.html)の理論にインスパイアされ、クリエイターがブラックホールを大容量情報ストレージデバイスとして活用する未来を空想し、その未来の可能性を機能と仕様としてデザインし制作したものです。
本プロジェクトでは、「Useless Prototyping Method(ユースレス・プロトタイピング・メソッド)」という、下記の3つのステップに基づく独自メソッドを活用して、科学的理論・仮説が持つ未来へのポテンシャルを可視化していきます。

【Useless Prototyping Method】
本スタジオでは、「Useless Prototyping Method」という、下記の3つのステップに基づく独自メソッドを活用して、科学的理論・仮説が持つ未来へのポテンシャルを可視化していきます。

<Step 01>仮説/Theory
まず、未知への好奇心から科学者が導き出した科学的理論・仮説を選ぶ。
<Step 02>空想/Imagination
次に、基礎科学の仮説が未来を一変させる可能性を空想・イメージする。
<Step 03>具現/Prototyping
そして、空想した未来から1つの可能性を具現化・プロトタイピングする。

このメソッドの特長は、「一見役に立たないプロトタイプ」をつくるプロセスからインスピレーションを得ることを目的としている点です。未来を一変させるかもしれない新しい理論・仮説も、いまはまだ何の役に立つかわかりません。そこで、サイエンティストとクリエイター・デザイナーが手を組み、その無限の可能性をカタチにして、科学と世界の新しい関係づくりを目指すために、このメソッドは考案されました。

<理化学研究所数理創造プログラム(iTHEMS)概要>
理化学研究所数理創造プログラム(iTHEMS)は、基礎科学のさまざまな分野の研究者が集まり、「好奇心」を軸に分野横断的に議論し、基礎科学の未知の研究活動を推進する国際研究拠点です。
・理研iTHEMSウェブサイト https://ithems.riken.jp/ja
・「Useless Prototyping Studio」ウェブサイト https://uselessprototyping.jp/
・「Black Hole Recorder」ウェブサイト http://uselessprototyping.jp/blackholerecorder/

<株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ 会社概要>
マーケティング領域全般における統合的なソリューションをフルファネルで提供。2021年に始動した事業ブランド「ADK CONNECT」がフラッグシップとなり牽引するデジタル&データドリブン・マーケティング領域では、専門性の高いスペシャリストが組織横断で集結し、クライアントのビジネス成果に貢献する「価値ある顧客体験」をご提案します。
・ADK MSウェブサイトhttps://www.adkms.jp/
・「ADK CONNECT」についてhttps://www.adkms.jp/adk-connect/


【本件に関する問合せ先】
株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
 EXデザインセンター 第1クリエイティブユニット/SCHEMA 小塚
 マーケティング・インテリジェンス・センター ブランドデザインユニット 児玉
 https://schematokyo.com/ SCHEMAサイトの「CONTACT」よりお問合せください 。

株式会社ADKホールディングス 
 経営企画本部 PR・マーケティンググループ 内山/伊藤 e-mail:mspr@adk.jp

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ADK Marketing Solutions Inc.