コラム
「NEXT Youth」プロジェクト発足。最新の就活スタイルのキーワードは「メリハリ傾向」「受験・偏差値化」「パープル企業回避」
2026.04.22
26年就活キーワード
株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:大山 俊哉、以下「ADK MS」)では、生活者とブランドの絆(エモーショナル・ボンド)を深め、ファンと共に新しい価値を創造することで、クライアントの持続的なビジネス成長を実現する「ファングロースソリューション」の開発を続けています。
このたび、弊社では「企業ブランディング」に関するファングロースソリューションの開発を推進する中で、企業のリクルート活動支援および若者意識の分析を目的に、若手社員と大学生が連携して取り組む「NEXT Youth」プロジェクトを新たに発足いたしました。
今回、関東在住の大学生、大学院生に「就活意識」についてインタビューを実施。本プロジェクトメンバーである弊社若手プランナーの3人がそれぞれ1つずつ注目する2026年の就活キーワードをピックアップしました。

■注目する就活キーワード

キーワード1:「メリハリ就活」:新たな就活スタイルの実態
このトレンドは、就職活動の早期化と長期化が進む中で生まれています。大学3年生の約6割が10月以前にエントリーを開始し、企業も売り手市場の中で早期囲い込みを強化しています。学生側も早期に「とりあえず」内定を確保しつつ、希望する企業の内定獲得を目指し就職活動を続ける傾向があり、就職活動の長期化につながっています。
そのような状況の中、就活における「新しいメリハリのつけ方」が見られ始めています。
26年卒の学生の80%以上がAIを利用し始めており、就活サイト・SNSからの基本的な情報収集や志望動機や自己分析の壁打ちをAIにより効率化させ、捻出できた時間で自己分析の解像度を高めたり、会社・社員訪問といった「自身と企業のリアルな接点を重視」したりする傾向も顕著です。このように、学生たちは省力化を実践しながらも、こだわるところには時間と能力をかけるといった「メリハリ就活」を実践しています。
前田 佳瑚 ADKマーケティング・ソリューションズ マーケティングインテリジェンス本部 プランナー
キーワード2:SNS世代の就活トレンドと「他者評価」の影響「就活の受験・偏差値化」
最近、「就活偏差値」という言葉が広がっています。約6割の学生が「就活偏差値」という言葉を認知し、4割がその信憑性を感じていることから、就活において少なからず意識している人も増えているように思います。
現在の就活生は、SNSの普及により、他者との比較が日常化しているため、ブランド力のある企業や難易度の高い企業を選好する傾向もみられます。
また、就活の受験化が進んでおり、ESや面接のテクニックを学ぶ「就活系コンテンツ」や「就活塾」が一般化しています。これにより、正解の型やテクニックが学生の間に定着し、受験的なアプローチが広がっています。
ただし、希望する業務内容や将来像が明確な学生は、こうした「就活偏差値」の影響を受けにくい傾向があります。このような学生には、希望職種での採用確約や業務内容の積極的な開示が有効なアプローチとなります。

山本 啓 ADKマーケティング・ソリューションズ マーケティングインテリジェンス本部 プランナー
キーワード3:「先取り挑戦志向」と「パープル企業回避」の新たな働き方トレンド
学生たちは不確実性のある将来を漠然と心配しつつ、若い内から、自らの市場価値を高めておきたいという意識が広がってきています。
「パープル企業」とは、残業やノルマが少なく、社内の雰囲気が良い一方で、成長が期待できない企業を指します。「働き方改革」が浸透し「ホワイト企業」が増えている近年、「ホワイトな企業」かどうかではなく、この会社で、自分自身が成長できるか?を求める学生が増えており、こうした「パープル企業」を避ける傾向が強まっています。
また、転職も当たり前になっている中、学生たちはキャリアオーナーシップの意識を持ち、若い内から自らのキャリアを自律的に築きたいと考えています。彼らは「将来の自分がやりたいことを選べる状態」を重視し、「自分にしかできないこと」を追求できる企業をファーストキャリアとして選ぶ傾向があります。このように、学生たちはパープル企業を避け、成長と自己実現ができる環境を求めています。

浅谷 楽々 ADKマーケティング・ソリューションズ マーケティングインテリジェンス本部 プランナー
3つのキーワードを踏まえて
今回の「NEXT Youth」プロジェクトによる2026年卒学生の就活トレンド分析では、就活の早期化・長期化が進む中、AIを活用した効率的な情報収集と企業とのリアルな接点を重視する「メリハリ就活」、SNSの普及により他者評価や「就活偏差値」が広がる受験的傾向、そして成長機会を求め「パープル企業」を避ける新たな働き方志向など、現代の若者の特徴的なキーワードを抽出することができました。
若者から選ばれる企業になるためには、このような多様な若者の価値観に応え、成長支援のできる体制の構築と、透明で魅力的な情報発信を通じた強固なエモーショナル・ボンド(絆)の構築が求められています。
「NEXT Youth」プロジェクトでは、今回のキーワードだけではなく、その背景にある若者意識やその他、意識の分析も進めており、今後とも、若者の価値観に即した効果的なアプローチ構築に貢献し、「企業ブランディング」に寄与するファングロースソリューションの開発・提供を進めてまいります。
(左) 中野 忠夫 ADKマーケティング・ソリューションズ マーケティングインテリジェンス本部 プランニング・ディレクター
(右) 山田 風馬 ADKマーケティング・ソリューションズ ビジネストランスフォーメーションデザイン本部 エクスペリエンスデザイナー
【プロフィール】
企業ブランディング ファングロースソリューション プロジェクト
「企業ブランディング」の視点から、生活者とブランドの絆(エモーショナル・ボンド)を深め、ファンと共に新しい価値を創造することで、クライアントの持続的なビジネス成長を実現するコンサルティングプロジェクトチーム。
NEXT Youthプロジェクト
若者意識の分析を目指し、弊社若手社員と大学生組織でつくる若者意識の分析を行うプロジェクトチーム。
中野 忠夫
ADKマーケティング・ソリューションズ マーケティングインテリジェンス本部
プランニング・ディレクター/企業ブランディング ファングロースソリューション プロジェクトリーダー/ NEXT Youthプロジェクトリーダー
大手鉄道会社に入社後、ハウスエージェンシーにてマーケティング業務を担当。その後、大手総合広告会社に入社。
ストラテジック・プラナーとして、携帯キャリア、トイレタリーブランドなどの業務に従事し、2007年ADKに入社。企業ブランディング業務、リクルーティング支援、SDGs関連業務などに多くの実績をもつ。アジア、北米、南米、欧州、アフリカ等グローバル業務経験も多い。
【本件に関する問合せ先】
株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
経営企画本部 PR・マーケティンググループ 内山 e-mail:mspr@adk.jp