あらゆるデータを掛け合わせて、
未知数の領域でバリューを生み出す。

DDM
戦略デザイン​
DDM戦略デザインセンター長竹下 伸哉

試行錯誤できる醍醐味を求めて、広告会社へ。

元々、システムエンジニアだったんです。新卒で主に情報・通信系のキャリアに入社しました。学生時代は広告研究会に所属していたのですが、どちらかというと商品やサービスの企画ができるメーカー系に当時は魅力を感じていたんです。同期が2,000人くらいいて仕事も幅広い中、システム系の経験を積んでいたんですが、あるときグループ内でコンテンツ配信会社が立ち上がることになり、すぐに応募したんです。そこから広告宣伝やプロモーションやサービスの企画開発に関わるようになり、マーケティングの大切さを痛感しました。

事業会社は自社のプロダクトに愛情を持ち、それを一番良いものとして伝えていきますが、広告会社はいろんな業種・いろんなクライアントのためにさまざまな手法を使っていいんです。そんな掛け合わせや応用ができる醍醐味があるなと気づき、15年前くらいに広告会社へと環境を変えました。
そこからはマーケティングプランナー、ストラテジックプランナーになったんです。毎月必ず2~3個の新商品のプレゼンがあるような時期があって、そのために短期間で調査・提案を繰り返す日々で、徹底的にそのあたりの経験が積めてスキルが磨かれました。この頃からの先輩方の愛に溢れたスパルタな日々がなければ、間違いなく今の私はありません(笑)。

同時にウェブコンテンツ制作業務なども兼務して、徐々にデータベースやデジタル広告にも触れるようになりました。そのあたりからデータを活用したマーケティングプランニングへと業務も視点が拡がっていった気がします。チームをリードし、マネジメントする立場になってからも、なるべく現場感を失わないようクライアントに関わり、前線で起きていることのアップデートを心がけていました。そうしないと、この辺の領域は一気に自分自身の賞味期限がなくなってしまうので。

ストラテジックプランニングとデジタルソリューションの統合。

ADKに来たのは、会社全体の変革の中でデジタル領域に力を入れていたことと、そこでやるべきことの選択と集中ができそうなことが決め手でした。無理やりすべてに手を出そうとせず、やるべきことにだけ堅実に取り組み、それを繰り返していくことでわかりやすい優位性をつくることができると思ったんです。そうして入社してからは会社全体で前例のない、それでいてこれからの示唆になるような仕事をどれだけつくれるかに注力しています。

2021年半ばの時点でもなかなかの手ごたえがありますし、さらにこれからのポテンシャルも感じているところです。私のチームには、大きく分けて二つのスペシャリストがいます。一つはストラテジックプランニング系、もう一つはデジタルやデータを活用するソリューション系に長けたスタッフです。マーケティングサービスとしてのクオリティを上げるためには、今やどちらも欠かせませんし、そんなストラテジックプランニングとデジタルソリューションを融合させないとクライアントのお役には立てないと思っています。調査も購買データも、その一方から導き出せることだけがすべてじゃないんです。

たとえばあるクライアントで、顧客情報と購買履歴を照らし合わせて「このタイミングでこんな広告をこうやって届ければ効果が出るはず」と仮説づけたとします。でも、これらのデータだけでは「何を考えている人なのか」「どんな気持ちを動かす必要があるのか」などの人物像までは見えてきません。そこはまた別のアプローチで見ていかないといけないわけです。だから、特定のデータのみで仮説を立てるのではなく、必要に応じて柔軟にさまざまなデータを掛け合わせてより広げたり、深めたりといった分析を構想・実行することが大事だと考えています。そうすればクライアントにも「このデータを踏まえてこうしましょう」と納得感ある戦略を提案できますから。

立体的な提案で、クライアントと並走する。

今は生活者との接点が無数に増え、テレビなどのマスメディアに限らず、オウンドメディアをはじめとしたデジタル接点でのコミュニケーションがあるわけです。15秒のCMで何をどう詰め込むかだけにとらわれなくてよくて、クライアントはもはやその垣根には興味がなく、そこからどんな成果を自身のビジネスのお客さま(生活者)に対して出せるのかが目的なわけですよね。

クリエイティブはこうあるべきという部分だけじゃなく、人手がどこまで削減できるか、費用対効果がどれくらいあるか、効果がいくら上積みできるか、業務がどう変わるか、といったバリューをクライアントに伝えることができないと実施にはたどり着けません。戦略を提案するのはもちろん、一回走り出してみてうまくいったか機能しなかったかをきちんと検証して、ブラッシュアップしていく姿勢が欠かせません。常に一緒に並走し、クライアントも困ったときにこちらに意見を求めていただける距離感で、マーケティングサービスを提供していくことが必要です。

ADKのデジタル&データドリブン系ソリューションはまだまだ発展途上で、大きな戦略や枠組みづくりを整えながら、ときには試行錯誤することで新しい分野を開拓している段階なので、もっと場数を踏んで経験を積む必要があります。また、一緒に働くスタッフにその機会を一つでも多くつくり出すことも私の大切なミッションです。石橋を叩きつつ、可能性が見えれば即座に一歩踏み出して、ADKの中で最初に切り込んでそのフィージビリティを社内やクライアントへ還元していく“ファーストペンギン”みたいな存在を目指していきます。