ビジネスを進化させる、
ブランドの個性を掘り起こす。

ストラテジック
プランニング​
ストラテジックプランニングセンター長阿久津 憲

これまでも、さまざまな領域を統合し続けてきた。

入社以来、ストラテジックプランニング一筋で今日までやってきました。コミュニケーション戦略プランニングはもちろんですが、最も強みがあるのはブランディング領域ですね。AEブランドのマネジメント業務やそもそもその獲得をめざしたコンペを中心として、プロジェクトに携わってきました。また、ブランド開発にも多く携わり、ADKブランドデザインというブランディング専門チームも率いています。

AEブランド業務は、その商品やサービスの責任代理店です。クライアントのブランドマネージャーに並走するパートナーとして、年間を通じて売り上げアップに貢献しなければなりません。クライアントの元に毎週通ったこともありました。売り上げが伸び悩むとADKへの依頼がなくなるリスクがあり、プレッシャーも大きいのですが、しっかり成果を出したときの喜びは大きいですね。

企業ブランディングでは、クライアントのさまざまな戦略や想いをCIやVIに具現化していきます。経営陣と相対することも多く、納得いただけるものをつくり上げるには常にチャレンジが必要ですね。営業とともにクリエイティブ、コミュニケーションプランナー、メディアなどの社内スタッフにブリーフをし、チーム全体をディレクションしていくことをずっとやってきて、そう考えるとずっと統合ソリューションディレクターの役割を担ってきたといえるかもしれません。
一方で、まだ知見の少ないデータドリブンマーケティング領域にも対応しつつ、「ブランドを起点にして、どんなクリエイティブをつくり、どんな体験を提供するか」といった我々の役割を改めて大切にしていきたいと思っています。

想いを込めて、独自の価値を紡いでいく。

これまで私たちストラテジックプランニングチームは、マス媒体のコミュニケーションを中心に、ターゲットとなる見込み客のインサイトを発掘してきました。ですが、ADKが掲げたCEM(Customer Equity Management)というビジョンを形にしていくためには、その領域で留まることはできません。その後どうやってファンになってもらえるかがすごく問われていて、すでにブランドの顧客となっている人々のインサイトを発見する必要があるんです。
その一歩目として、CEMブランディングという新しいフレームワークを考案し、チームで取り組んで進化しようとしています。ビジョンとエビデンスとエクスペリエンスという指針を元に、まずブランド独自の体験価値をしっかり紡いでいくスタイルです。

近年、ブランドの役割や捉え方が変化してきています。デジタルマーケティングが台頭して、成果がダイレクトにわかるようになりましたから。獲得効率はとても重要な指標ですが、そこだけを追い求めると同じカテゴリーでみんな似たようなコミュニケーションになっていきますよね。でも、どれだけコモディティ化が進んでも、企業やブランドは一つひとつ必ず違うんです。その個性を丁寧に掘り起こして、「こうあった方がいいんじゃないか」と提案していきたいと思います。
ストラテジックプランニングと聞くと、調査データを基に客観的な視点・分析を行って戦略を構築するイメージがあるかもしれませんが、実は、クライアント企業や私たちの想いを込めて、アイデアある戦略を提示していくことが大切なんです。

関わったブランドが、しっかりと売れていく喜び。

商品やサービスを利用した時の体験が、顧客体験の一番のコアになると思っています。顧客体験創造会社であるADKは、顧客獲得と育成につながる、あらゆるソリューションを提供できる存在にならなければなりません。そのすべてを統合ソリューションディレクターが設計・デザインする役割を担っていると思っています。

かなりの難題ですよね。もちろん、私たちだけで実現はできませんので、例えばデータドリブンマーケティングやクリエイティブと連携しながら、ブランドを起点とした顧客体験を設計するのが私たちのミッションだと考えています。

マスマーケティングは、企業側からの発信を突き詰めていけばよかったんです。ただ、SNSの普及に伴って企業と生活者の双方向コミュニケーションができるようになったので、彼らにとって魅力的に映るかどうかもとらえなければなりません。本当の理想としては、新しいブランドの姿を形づくれるようになりたいんです。広告会社なので当然ながら「おもしろい広告をつくりたい」「話題性のあるプロモーションを展開したい」と考えて仕事する人が多いと思います。
それはそれで魅力的ですが、クライアントのビジネスそのものに貢献することもおもしろいんですよ。商品開発からお手伝いしたブランドが、世の中でちゃんと売れていくのを経験してきて、私はその醍醐味や喜びの方が大きかったですね。クライアントが求めているのはビジネスの成功で、もちろん大変なことも多いですが達成感もまた格別ですよ。